ロレックス(ROLEX)が2024年に発表した腕時計には、長く親しまれてきた代表シリーズの個性を保ちながら、素材や配色に新しい選択肢を取り入れたモデルが揃った。レーシングクロノグラフとして発展してきた「コスモグラフ デイトナ」、複数のタイムゾーンを読み取れる「GMT マスター Ⅱ」、曜日表示を象徴とする「デイデイト」、深海潜水を想定した「ロレックス ディープシー」、そして年次カレンダーを備える「スカイドゥエラー」。異なる役割を持つ5シリーズを見比べることで、2024年のロレックスがダイアルやケース、ベゼルの表情をどのように広げたのかが見えてくる。
素材と配色で広がる2024年の新作
今回のラインナップでは、各モデルの基本的な特徴を大きく変えるのではなく、すでに確立されたデザインへ新しい素材とカラーを組み合わせている点が印象的だ。天然マザーオブパールの光沢、グレーとブラックによる抑えたベゼル、18ctゴールドの多彩な表情、ブルーダイアルなど、モデルごとに異なる方法で外観を更新。発売時期は主に2024年春となり、コスモグラフ デイトナの新作のみ同年秋の発売が予定されている。機能の違いだけでなく、腕元に現れる色彩や質感から各シリーズを選べる構成となった。
白と黒が交差するコスモグラフ デイトナ
「オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ」の新作では、天然マザーオブパールを用いたダイアルが主役となる。ホワイトマザーオブパールのダイアルへブラックマザーオブパールのカウンターを配置したモデルと、その関係を逆転させ、ブラックを基調にホワイトのカウンターを合わせたモデルの2種類が用意された。
クロノグラフムーブメントというデイトナの核を受け継ぎながら、白と黒を天然素材の質感で表現したことによって、機械的なレイアウトに柔らかな光の変化が加わっている。さらにダイヤモンドも取り入れられ、マザーオブパールの輝きと重なりながら華やかなフェイスを構成する。ホワイトマザーオブパールを中心とする仕様は8,858,300円、ブラックマザーオブパールを中心とする仕様は10,103,500円。いずれも2024年秋に発売予定となっている。
GMT マスター Ⅱを彩るグレーとブラック
「オイスター パーペチュアル GMT マスター Ⅱ」は、通常の時針と分針に加えて24時間針を搭載し、異なるタイムゾーンの時刻を確認できるモデル。2024年新作では、時計の印象を左右するベゼルにグレーとブラックという落ち着いた2色を採用した。
鮮明な色同士をぶつけるのではなく、近いトーンを組み合わせることで、GMT機能を備えるスポーティーなフェイスを引き締めている。ブレスレットには2つの選択肢があり、ジュビリーブレスレット仕様は1,569,700円、オイスターブレスレット仕様は1,540,000円。どちらも2024年春の発売予定だ。同じベゼルカラーを共有しながら、リンクの構成が異なるブレスレットによって腕元の雰囲気を変えられる。
デイデイトに加わる多彩な貴金属の表情
日付だけでなく、12時位置の小窓に曜日をフルスペルで表示する「デイデイト」には、40mmと36mmの双方で2024年新作が登場する。「デイデイト 40」では、パールライズド ホワイトマザーオブパールのダイアルを組み合わせた18ctホワイトゴールド製モデルを展開。バゲットカットダイヤモンドのアワーマーカーも加わり、白を基調とした中に異なる質感の輝きを重ねている。
もう一つの「デイデイト 40」は、18ctエバーローズゴールドにオンブレダイアルを合わせた仕様。価格はエバーローズゴールド製が5,985,100円、ホワイトゴールド製が6,770,500円となる。
一方の「デイデイト 36」には、18ctイエローゴールド製を5,051,500円、18ctエバーローズゴールド製を11,511,500円で用意。いずれも2024年春発売予定で、ケースサイズに加え、ゴールドの種類やダイアルの違いまで含めて幅広い選択肢を見せている。
ロレックス ディープシー初の18ctゴールド
高い防水性能を持つ深海潜水用ダイバーズウォッチ「オイスター パーペチュアル ロレックス ディープシー」では、2024年にシリーズ初となる18ctイエローゴールド製モデルが登場した。実用性を強く印象付けてきたディープシーへ貴金属を導入したことが、新作を特徴付ける大きなポイントとなる。
そのイエローゴールドに組み合わされたのはブルーダイアル。明るいゴールドと深いブルーの対比によって、深海用モデルらしい力強さにこれまでとは異なる表情が加わった。高い防水性能というシリーズの根幹を保ちながら、ケース素材の変更によって外観を大きく刷新した一作で、発売は2024年春を予定。価格は7,510,800円となっている。
二種類のゴールドで魅せるスカイドゥエラー
「オイスター パーペチュアル スカイドゥエラー」は、同時に2つのタイムゾーンを表示できるほか、年次カレンダーを備えるモデル。2024年新作では、その機能的な構成を引き継ぎながら、2種類のゴールドと異なるダイアルを組み合わせた。
18ctエバーローズゴールド製にはスレートダイアルを採用し、価格は7,482,200円。18ctイエローゴールド製にはホワイトダイアルを合わせ、7,066,400円で展開される。発売はいずれも2024年春だ。柔らかな色合いのエバーローズゴールドと落ち着いたスレート、鮮やかなイエローゴールドと明るいホワイトという異なる組み合わせによって、同じ機能を持つ時計に別々の個性を与えている。
2024年の5シリーズを振り返ると、ロレックスは時計の基本的な役割を守りながら、その周囲を形作る素材と色に変化を加えている。天然マザーオブパールを取り入れたデイトナ、二色ベゼルのGMT マスター Ⅱ、ゴールドとダイアルを多彩に組み合わせたデイデイト、初めて18ctイエローゴールドを採用したディープシー、二種類の貴金属で展開されるスカイドゥエラー。モデルごとの歴史を保ちつつ、新しい外観へ導いたことが2024年新作の大きな特徴となっている。








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